2024.6.10

平凡の戯言その22 専用賞品の面白使用方法を妄想する!の巻

月に1度の妄想独演会、甲乙亭平凡でございます。

今日もお付き合いをお願いいたします。先月はホール関係4団体から「パチンコ・パチスロ店営業における賞品の提供方法に関するガイドライン」の発表がございました。内容については皆様もすでにご案内の通りだとは思いますが、すこーしだけ気になったところの解説(と妄想)をしたいと思います。

まずは「ガイドラインの制定にあたって」を読みました。賞品取りそろえの義務は平成18年に行われたホール関係5団体の「ぱちんこ営業に係る賞品の取りそろえの充実に関する決議」により決められました。今回はその改定として賞品の多様化による品目の改定や取りそろえ賞品数の改定が行われました。また「パチンコ専用賞品」「パチスロ専用賞品」を新たに提供できるようになりました。ガイドラインは平成23年10月に出された「ぱちんこ営業における適切な賞品提供の徹底について(通達)」による等価交換規制の明文化や各風適法令の解釈変更ではないことが伝えられています。

今回の緩和点として

1 品目が7品目→8品目となり、5品目以上という項目を達成しやすくなった
  →飲料品が新設されました。飲料品の賞品提供がない店はほぼ無いと思いますし、端玉景品で「食料品(菓子類)」「飲料品(水・ヤクルトなど)」があることと「嗜好品(たばこ)」「教養娯楽品(文具)」「家庭用品(洗剤等)」が揃っていれば5品目達成します。あとはカタログ賞品で多様な賞品を扱えばどの店も以前よりはるかに取りそろえやすくなると思います。

2 500台以上の店舗が台数分の賞品を設置する必要が無くなった
  →100種類以上の物品、150種類以上の写真等での陳列あわせて250種類の賞品の物品等の陳列は必要ですが、それほど困難ではないと思います。今まで大型店は台数分の賞品を提供する必要があり、陳列や賞品の入替に人力やコストがかかっていました。今後はその分の経費節減が見込まれます。

3 専用賞品
  →「遊技機の版権に関連する賞品など」という事例を付けながらの専用賞品と伝えています。これは特殊景品を専用賞品にという考えばかりではなく、それ以外の賞品にも目を配ってほしいというホール4団体の想いとして受け取りました。

大きくは上記3点の緩和がありました。特に専用賞品についてはあちこちから「二物二価の復活?」的な話が上がっていましたが、そこだけをクローズアップするとせっかくホール4団体が警察庁と頑張って交渉したことが水の泡になります。ホールでは専用賞品を一つの価格で等価で交換するという行為しかできないのです。まずはガイドラインにある通り、遊技機の版権に関連する賞品を専用賞品として提供してみてはいかがでしょうか。海賞品をパチンコ専用賞品、ジャグラー賞品をパチスロ専用賞品などが考えられますね。応用編としてはパチスロファンが欲しい賞品を敢えてパチンコ専用賞品にしてパチンコを楽しんでもらうというイベントみたいことも考え付きます。

ああ、そういえば広告宣伝のガイドラインでも賞品について何か書いてありましたね!この辺りと絡ませると面白いことが出来るのではないでしょうか!更にパチンコ専用賞品で若者に人気のスイーツを、パチスロ専用賞品でおはぎなど高齢者に人気のものを出すなんてイベントも面白いかも。

陽キャなおじいちゃんがギャルと相談してスイーツとおはぎを交換し、そこから愛が芽生えるなんてラブストーリーが生まれるかもしれません。なんかどんどん妄想が膨らみます(笑)おおっと、もっとお話ししたいところではございますが、お得意先から電話が入りました。ここでお時間でございます。また次回お付き合いください。

筆者紹介:甲乙亭平凡
業界歴30年。知りたがり、言いたがりで好きなことは早口で喋りがち。夢は老後のパチンコ三昧と平凡を地で行く男が、業界に深く切り込み意見する内容は金言か妄想か。人見知りを直そうと落語教室に通ったことがあるため、落語口調で話してしまう。

 

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