2024.5.20

オーナーが同じ話を繰り返すと 聞いていた人材が不幸になる!?

お笑いには“天丼”と呼ばれる技法があります。一本のネタや演目の中で同じボケやツッコミを繰り返すことで笑いを取るもので、タカアンドトシの「欧米か!」などが好例と言えるでしょう。これは漫才に限った話ではなく、漫談やフリートークなどでもよく使われています。落語の「寿限無」は、子供の長い名前を連呼するだけで客席に笑いが巻き起こるという、よく出来た噺です。

一方、イソップ童話の「オオカミ少年」という話は、同じことを繰り返しますが、全く笑えません。羊飼いの少年が「オオカミが来たぞ!」と同じウソを何度も繰り返すうち、大人たちから信用されなくなり、本当にやってきたオオカミに襲われてしまうというストーリー。「ウソはいけない」といった教訓と併せ、覚えている人も多いことでしょう。

さて当業界ですが、ご存知の通り売上規模、店舗数共に減少傾向が続いています。人によっては、「いやぁ、厳しいね」「どこも苦しいよね」といった会話をするのもよくあることでしょう。今回は、そんなやり取りの中で起きた悲劇をお伝えしようと思います。

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