2024.5.31

福岡県遊協が総代会、平岡理事長を再選

福岡県遊技業協同組合(福岡県遊協、平岡聖教理事長)は5月24日、福岡市内のグランドハイアット福岡で第63回総代会を開催。任期満了に伴う役員改選では理事52名、監事2名を選出。平岡理事長ほか、副理事長に宮本敏憲氏、安藤彰展氏、庄野崎哲彦氏、金山俊秀氏、山田篤氏(新任)とする新執行部体制を承認した。

議事では上程案件をすべて可決承認し、事業計画ではファンの回復・拡大、依存問題対策の推進など活動方針を決めた。総会の議事の後は理事会が行われ、賞品の提供方法に関するガイドラインの説明など全日遊連全国理事会の内容が報告された。

理事会後は福岡県警察本部生活安全部生活保安課の髙野竜馬課長補佐による行政講話が行われ、業界で取組むべき課題として依存症対策、広告宣伝の適正化、賞品の適正な提供、子供の車内放置事故防止の4点を要請し、広告宣伝と賞品提供についてはガイドラインに沿った適正な運用を求めた。

総会・理事会後の懇親会で挨拶した平岡理事長は、メーカーの新台販売台数が減少傾向にあるのに加え、遊技機販社の確認証紙発給枚数も以前ほどではなく、業界全体が苦境にあるとした上で、「業益という言葉を口にされる方が最近多い。業界全体の利益を考えていこうという意味だが、自分たちの利益ばかり追っていくと、お客様を失う機会につながっていくのではないか。依存問題など諸課題に真摯に取組みつつ、皆がもう一度協力し合い、ファンの回復ということを真剣に考える時期に来ている。お互いの短期的な利益でなく長期的な視野、やはりビジョンを持って行動していくことが大切ではないかと思う」と語った。

また懇親会では恒例の社会福祉寄付金贈呈式も行われ、福岡県こども食堂応援プロジェクト、福岡県児童養護施設協議会、福岡県防犯協会連合会、福岡県少年警察ボランティア協会、福岡犯罪被害者支援センター、福岡県暴力追放運動推進センター、九州盲導犬協会の7団体に浄財が贈られた。

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