2024.6.23

 岡山県遊協が通常総会、千原理事長が再選 組合名を「岡山県パチンコ・パチスロ業協同組合」に変更

岡山県遊技業協同組合(岡山県遊協、千原行喜理事長)と岡山市ぱちんこ業協会(千原行喜会長)は6月20日、岡山市内の岡山プラザホテルで通常総会を開催。岡山県遊協の総会では役員改選で千原理事長を再選したほか、組合名称を『岡山県パチンコ・パチスロ業協同組合』に変更することを承認した。

総会の冒頭に挨拶した千原理事長は、先般制定された広告宣伝ガイドライン(第2版)と賞品の提供方法に関するガイドラインに触れ、「ぜひガイドラインを遵守した上でこれらを活用し、パチンコ遊技の魅力を発信していこう」とした上で、業界全体で共有できるグランドデザインを社会に広く発信すべく、遊技業界の存在意義を意味する『パーパス』を現在作成中であることを紹介。「ここでいうパーパスとは、遊技業界がパチンコをしない人も含めて社会全体に対して存在意義と貢献を示すことであり、パーパスを通じてパチンコ・パチスロ遊技が国民から親しまれ、幅広い層から支持されることを目指している」と説明した。

また千原理事長は、岡山県遊協がパチンコ・パチスロ事業からなる団体であることを広く一般に伝わりやすくするために、昭和36年の組合発足以来使ってきた組合名称の変更を本総会で協議することを示した上で、「直面する課題は多いが、今年は業界全体が大きく転換する改革元年になる。組合の名称変更も含め、業界全体でパーパスに取組み、少しでも皆様の手助けができるよう取組んでいく」と述べた。

総会の来賓には岡山県警察本部活安全部の河合弘文部長、難波隆弘生活安全企画課長が出席。挨拶した河合部長は「業界が置かれている現状に危機意識を共有し、これまで以上に諸課題の解決に向けた各種取組みを一丸となって適切かつ着実に進めてほしい」と述べ、行政講話した難波課長は、広告宣伝の在り方、依存防止対策、児童の車内放置事案の防止、パチンコ営業に関する違法な事案の絶無の4点について要請した。

議事では上程案件をすべて可決承認し、任期満了に伴う役員改選では千原理事長を再任したほか、組合名称の変更も承認した。

総会後に行われた祝賀パーティーでは寄付金贈呈式が行われ、岡山県遊協と岡山市ぱちんこ業協会から一般財団法人岡山県青少年財団へ、岡山県遊協から日本赤十字社岡山県支部へ浄財が贈られた。冒頭に挨拶した千原理事長は、本総会で『岡山県パチンコ・パチスロ業協同組合』に改称したことを報告した上で、「これからの遊技産業は以前にも増して意思疎通を図りながら一丸となって多くの課題に取組んでいく必要がある。引き続き力強い支援と協力をお願いしたい」と述べた。

岡山県遊協の寄付金贈呈に対し、岡山県青少年財団から感謝状が贈られた。中央左から千原理事長、岡山県青少年財団の末永範彦理事長

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